内向型の私は、会話でのアドリブを捨てた

内向型

どうもアッキです。

今回は、内向型の私が、会話でのアドリブを捨てたという話です。

ご興味ありましたら、このまま読み進めてほしいです。

内向型はアドリブが苦手

そもそもの話として、内向型はアドリブが苦手な傾向にあります。

瞬発力を求められる雑談や、想定外の質問が苦手だという内向型の人は多いのではないでしょうか。

これは、脳の神経回路の長さが原因とされています。

例えば、「最近調子はどう?」と聞かれた時。

外向型は神経回路が短いため、感じたことをすぐ言葉にできます。

なので、「まあまあですよ」「なかなかいい感じです」といった風に、テンポ良く回答できます。

対して内向型は神経回路が長いため、過去の記憶や感情を掘り起こし、様々な憶測などをおこなってしまいます。

(最近っていつからの話なんだろう)

(相手はどういう回答を求めてるのかな?)

(以前「イマイチです」って言ったら、微妙な反応されたなあ)

といった具合で考え込んでしまい、回答に時間がかかるのです。

こういった特性があるため、瞬間的にアドリブを利かせて会話をすることが苦手なのです。

また、こういった経験から雑談を避けるようになり、臨機応変にしゃべるスキルが培われづらいのもあると思います。

アドリブができないなら捨てればいい

私も内向型の例に漏れず、会話でのアドリブが苦手です。

特に社会人になり、仕事内外で様々な方と接する機会が増えたことで、さらに苦手意識が強くなりました。

そんなある日、「会話でのアドリブが上手くなりたい!」と思い、勉強するための本を買いに書店に行きました。

そして、こちらの本が目に留まりました。

「まさに自分のために存在する本だ!」と思い、手に取り速攻で会計へ。

読み進めると、こんなことが書いてありました。

「あいさつの次の一言をアドリブで考えるのはやめよう」

著者の渡瀬さんも営業マン時代、会話でのアドリブが苦手だったそうです。

克服するためにお笑いの本を読んだりするなど試行錯誤しましたが、全然ダメ。

子供の頃から臨機応変に喋った経験がなく、会話でアドリブを利かせるのは至難の業だったそうです。

そして最終的に出した結論が、「会話を諦める」ということ。

「そうか、その手があったか!」

私は全身の爪が割れるかと思うほどの衝撃を受けました。

「事前準備」に注力する

ただ、アドリブを捨てたからといって、会話が円滑になるわけではありません。

そこで渡瀬さんは、「話す内容をあらかじめ用意して、それに従って話をする」という方法にシフトしたそうです。

天気や交通機関のような身近な話題ならネタにしやすいですし、前日に仕事のやり取りがあったらその話をすれば、話が広がりやすいです。

こういった「事前に話すネタを準備する」ことをルール化してしまえば、アドリブに気をとられることなく会話が進みます。

私も取引先を訪問した際に実践してみました。

話す話題が出来上がっているので焦ることもなく、いつもより会話がスムーズになっているのが実感できました。

今ではアドリブのことを悶々と考えることはせずに、事前準備に集中できるようになっています。

終わりに:事前準備は内向型の得意分野

今回は、内向型の私が会話でのアドリブを捨てたという話でした。

内向型は考え込んだり、様々な憶測をしてしまう傾向があります。

しかしそれは、事前準備に必要な「様々な事態を想定する」ことに役立ちます。

得意なことで苦手を打ち消すことができる良い例だと思います。

今回の話がヒントになったら幸いです。

それではまた。