どうもアッキです。
今回は、内向型サラリーマンの私が、今までのサラリーマン人生で感じたことを書いていきます。
本日のテーマは…
「断られるのが当たり前」という心構え
です。
このテーマについて、私の新人時代の経験を交えながら書いていこうと思います。
内向型が、魅力のない商品をセールスするということ
私の勤めている会社では、決算に向けて、子会社が扱っている商品を売らなければならない時期があります。
この商品が誰かの悩みを解決してくれるものだったり、スペックが充実していて魅力的なものだったら良いのですが…
残念ながらそんなことはなく、ネットで少し検索すれば上位互換の商品がわんさか出てきます。魅力なんて全然ありません。
そんな商品を、顧客のためではなく会社の利益のために売らなければならない。
はっきり言ってしまえば、やる気出ませんよね…
この商品をセールスしてこいと言われた新人時代の私は、知れば知るほど顧客にメリットのないこの商品を売ることが好きになれず(今も好きではないです)、入社当時あったモチベーションはすっからかんになっていました。
内向型の傾向として、自社が取り扱う商品に自信が持てなければモチベーションが上がらないという一面があります。
外向型の人なら報酬や地位のためにモチベーションを上げられるでしょうが、内向型の人は自分がやりたいことでなければモチベーションが上がらないんですよね。
内向型プロデューサーとして活動されているカミノユウキさんも、会社員時代、指示された仕事に対し
「どういう意義があるのか」
「なぜ自分がやるのか」
について納得できないと、やる気が出なかったそうです。とても共感できる…
それでも仕事としてやらなければならないので、なんとか商品の(かろうじて)良いところを苦心しながら見つけてセールス。
でも、そんな簡単には売れません。
そりゃそうです。上位互換があること自体、だいぶ知られてますから。
ゴリ押しするのも、内向型の性格的にできません。
断られ続け、メンタルもどんどんすり減っていきました。
そんな折、上司からこんなアドバイスをいただきました。
「この商品は断られるのが前提みたいなものだから、気にせず数をこなした方がいいよ。そうすればそのうちヒットするし」
つまり、「最初から断られるものだと思っていれば怖くないから、数多くセールスしなさい」というものでした。
素直に実践、意外な落とし穴
「確かに、最初に断られると思っていた方が、気が楽だよな」
と、素直に受け取る新人時代の私。
ということでいざ実践!
…しかしそこで、あることに気づきました。
それは、
「断られることそのものより、断った相手の反応を見るのが辛い」
ということでした。
セールスした方の中には優しい方も多くいたのですが、
「どうしようかな、うーん…協力してあげたい気持ちはあるけど、正直いらないからなあ…ごめんなさい、今回はちょっと難しいです…」
という反応がほとんどでした。
多くを語らずとも表情などで伝わってくる、「断って申し訳ない」気持ち…
私も、
「あ、どうかお気になさらず。決して無理強いするものではございませんので」
と、気にしていない素振りを見せるのですが、内心は、
(お客様をこんなに申し訳ない気持ちにさせてしまった…変な空気にしてしまった…)
という自責の念に駆られていました。
同じような悩みで苦しんでいる方へ
「いくら自分が断られることを気にしなくても、断る側が申し訳ない気持ちになるのを見ると耐えられない」
ということがわかった後は、なかなかセールスに足が向かず鬱々とする日々が続きました。
その後私は営業のない部署に異動となったのですが、異動がなければこの時、本格的に心を病んだかもしれません。
内向型の人は、共感性が高かったり相手の気持ちを慮ったりするため、こういう気持ちになりやすいのかなと思います。
この記事を読んでいる方や知り合いの中に、同じような悩みで苦しんでいる人がいるなら、誰かに相談してみる、相談に乗ってあげるといったアクションを起こしてほしいです。
単純に別の仕事を振られるかもしれませんし、異動できる可能性もあるからです。
相談しないと周りには伝わらないですからね。
産業カウンセラーや産業医との契約のある会社なら、そういった方々に相談するのも大いにアリです。
契約のない会社なら、最寄りの心療内科を利用するのも一つです。
とにかく心を病んでしまう前に手を打つのが最善だと思っています。
終わりに
ちなみに、このクソみてぇな商品の売り方を当時の先輩に教えてもらったのですが、
「仲の良い人にひたすら頭を下げてお願いするしかないと思うよ」
とのこと。
うん、陰キャの自分には無理だな!
と思いました。
それではまた。